さあ、いよいよ大詰めです。 数々の苦難を乗り越え、ついに大和(奈良)へと戻ってきた神武天皇一行。 今回は、宿敵・長髄彦(ナガスネヒコ)との「最終決戦(ファイナルライブ)」を描きます。
ここでの展開は、まるで少年漫画。 いや、今のアイドル業界の「ライバル関係」にも通じる、熱すぎるドラマがあるんです。
兄の仇、長髄彦との再戦
大和の支配者、長髄彦。彼は強かった。 軍事力も地形の把握も完璧で、イワレビコ(神武天皇)軍は苦戦を強いられます。 空は暗く、雨ともあられともつかないものが降り注ぐ、最悪のコンディション。
しかし、今回は前回と違います。 彼らは「太陽を背負って」戦っていました。
その時、奇跡が起きます。
金色のトビ(金鵄)の奇跡
厚い雲が割れ、空から一羽の「金色のトビ(金鵄:きんし)」が舞い降りてきました。 そして、イワレビコの持っていた弓の先端にピタリと止まったのです。
そのトビが放つ光は、まるで雷のように強烈で、稲妻のような輝きでした。 ピカーーーーーッ!
長髄彦の軍勢は、あまりの眩しさに目がくらみ、戦うことができなくなりました。 これ、現代で言うなら「ステージ上の照明演出が凄すぎて、観客(敵)が圧倒されちゃった」状態です。 「これが……メジャーの輝き……!?」と敵も思ったことでしょう。
衝撃の事実!「敵も神の子を推していた?」
勝負ありかと思われたその時、長髄彦が驚きの事実を口にします。
長髄彦「待て! 俺たちがなんで戦ってるか知ってるか? 俺の主君も、天から降りてきた神の子なんだぞ!」
なんと、長髄彦が仕えていたニギハヤヒという人物も、イワレビコと同じく天界から降りてきた神の一族だったのです。 つまり、「正統派アイドル(神の子)対決」だったわけです。
長髄彦は「天神の子が二人もいるわけない! お前は偽物だ!」と疑いますが、イワレビコは落ち着いて証拠の品(天羽々矢など)を見せ合います。 結果、どちらも本物であることが判明。
最後の決断
ここで物語は急展開を迎えます。 主君であるニギハヤヒは、悟りました。 「天が選んだ真の統治者は、イワレビコ様だ」
ニギハヤヒは、平和のために自らの意志でイワレビコに帰順します。(※抵抗を続けた長髄彦をニギハヤヒが処断した、というシビアな記述もあります)。
こうして、長い長い戦いは終わりました。 武力だけでなく、「正統性」と「徳」によって、イワレビコは大和を平定したのです。
さあ、残すは「即位」のみ。 日本の歴史が正式にスタートする瞬間です。
次回、最終回。 「橿原宮での即位と、2600年続く約束」。 ハンカチを用意してお待ちください。
(Vol.4へ続く)

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